愛は知っていた【完】
俺達は兄妹、世間体見てから結ばれることを許されない関係。
何度もその壁を前にしては、途方もない悲しみに苛まれる。
口元に弧を描き笑う朱里が酷く残酷なものにすら見えてきて、眩暈を覚えた俺はふっと視線を逸らした。
心配そうな声音で朱里が「大丈夫?」そう訪ねてきたので「ああ」と短く返事をする。


「これからどこか外食にでも行かないか?」→54ページへ

「今日も泊っていくんだろう?」→63ページへ

「朱里は俺が必ず幸せにしてやるからな」→71ページへ


俺のその言葉に朱里は満面の笑みをたたえ、首を縦に振るのだ。


※上のセリフが分岐点となっております。
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