君のブレスが切れるまで
 雨にはいろいろとお世話になりすぎている、何かしてあげられればいいんだけど。


「……とりあえず、ちゃんと言うこと聞いてお風呂に入らないと」


 考えついたのは、まずはできることから。


 私は床から立ち上がると、エアコンの影響で冷たくなった汗の染みるセーラーを脱ぐ。
 そして死ぬなんてことをあまり思わないようにしないと、と考えながらお風呂場へと向かっていった。


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