政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
「ありがとう、凛々子。今日の会議、絶対うまくいくよ。なんたって凛々子の弁当があるんだから」
「零士君……」
なんだろう、この気持ち。零士君の笑顔を見ただけで胸がきゅんとなる。
「それじゃいってくる」
「う、うん。いってらっしゃい」
手を振って彼を見送った後、その手を胸に当てた。心臓は速く脈打っている。
零士君の笑顔を見ただけで、胸がときめいた。それに喜んでもらえたのが嬉しくて、もっと彼が喜ぶことをしてあげたいと思ってしまった。
この感情を私はよく理解している。恋の始まりの合図だ。
私……零士君のことを、好きになりかけている。ううん、もしかしたらもうとっくに好きになっているのかもしれない。
それとこれも知っている。一度自覚した好きって気持ちは、とどまることなく大きくなるってことも――。
「零士君……」
なんだろう、この気持ち。零士君の笑顔を見ただけで胸がきゅんとなる。
「それじゃいってくる」
「う、うん。いってらっしゃい」
手を振って彼を見送った後、その手を胸に当てた。心臓は速く脈打っている。
零士君の笑顔を見ただけで、胸がときめいた。それに喜んでもらえたのが嬉しくて、もっと彼が喜ぶことをしてあげたいと思ってしまった。
この感情を私はよく理解している。恋の始まりの合図だ。
私……零士君のことを、好きになりかけている。ううん、もしかしたらもうとっくに好きになっているのかもしれない。
それとこれも知っている。一度自覚した好きって気持ちは、とどまることなく大きくなるってことも――。