政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
『凛々子ちゃんはもっとお兄ちゃんに愛されている自信を持ってほしい。その自信はきっと、お兄ちゃんに本音をぶつけることで強くなるはず。だからお兄ちゃんに話してあげて。凛々子ちゃんの気持ちを全部』
そうだよね、私ひとりでグルグル考えていたってなんの解決にもならない。
ちゃんと零士君に向き合わなければいけない。
「ありがとう、千鶴ちゃん。私に大切なことを気づかせてくれて」
『それじゃ凛々子ちゃん……』
「うん、今夜にでも零士君に話すよ。好きってことも、笹野さんとのことで嫉妬していたことも、不安に思っていることも全部」
不安そうに聞いてきた千鶴ちゃんに伝えると、電話越しからホッとした声で言われた。
『よかったー。うんうん、全部お兄ちゃんに伝えてあげて。そのほうがお兄ちゃんも嬉しいと思うから』
「……うん」
私だって零士君がひとり悩んでいるのに、力になれなかったら嫌だもの。
そうだよね、私ひとりでグルグル考えていたってなんの解決にもならない。
ちゃんと零士君に向き合わなければいけない。
「ありがとう、千鶴ちゃん。私に大切なことを気づかせてくれて」
『それじゃ凛々子ちゃん……』
「うん、今夜にでも零士君に話すよ。好きってことも、笹野さんとのことで嫉妬していたことも、不安に思っていることも全部」
不安そうに聞いてきた千鶴ちゃんに伝えると、電話越しからホッとした声で言われた。
『よかったー。うんうん、全部お兄ちゃんに伝えてあげて。そのほうがお兄ちゃんも嬉しいと思うから』
「……うん」
私だって零士君がひとり悩んでいるのに、力になれなかったら嫌だもの。