政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
想いが通じ合えても、こうして意地悪なところは変わらないようだ。
「もう、そういう恥ずかしいことを言わないで」
「言うよ。恥ずかしがる凛々子は可愛いし、その姿を何度だって見たいから」
またこっちが耳を塞ぎたくなるような甘い言葉を、いとも簡単に言う。
「だから一緒にお風呂に入りたいところだけど……」
そこまで言いかけると、零士君はリップ音を立てて唇を塞いだ。
「んっ」
思わず声を漏らすと、零士君は甘い吐息を漏らす。
「はぁ……。だめだ、今は早く凛々子に触れたくてたまらない」
そう言うと零士君は私の身体を抱き上げた。
突然宙に浮いた身体に悲鳴を上げて、彼にしがみつく。その間も零士君は寝室に向かって足を進めていく。
さっき、今と同じように零士君は笹野さんを抱いていたんだよね。そう思うとおもしろくない。
「ねぇ、零士君」
「ん? どうした?」
甘い声で聞いて来た零士君に、思ったことを素直に伝えた。
「もう、そういう恥ずかしいことを言わないで」
「言うよ。恥ずかしがる凛々子は可愛いし、その姿を何度だって見たいから」
またこっちが耳を塞ぎたくなるような甘い言葉を、いとも簡単に言う。
「だから一緒にお風呂に入りたいところだけど……」
そこまで言いかけると、零士君はリップ音を立てて唇を塞いだ。
「んっ」
思わず声を漏らすと、零士君は甘い吐息を漏らす。
「はぁ……。だめだ、今は早く凛々子に触れたくてたまらない」
そう言うと零士君は私の身体を抱き上げた。
突然宙に浮いた身体に悲鳴を上げて、彼にしがみつく。その間も零士君は寝室に向かって足を進めていく。
さっき、今と同じように零士君は笹野さんを抱いていたんだよね。そう思うとおもしろくない。
「ねぇ、零士君」
「ん? どうした?」
甘い声で聞いて来た零士君に、思ったことを素直に伝えた。