政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
笹野さんのことから伝えると、ヒヤヒヤした様子だったけれど、最後まで話しを聞いた千鶴ちゃんは「お兄ちゃん、グッジョブ!」と電話越しで大きな声で言っていたよね。
「お兄ちゃんのこじれた初恋が実って、本当によかったよ。凛々子ちゃん、あんなお兄ちゃんだけど、末永くよろしくね」
深々と頭を下げた千鶴ちゃんに、私も頭を下げた。
「こっちこそだよ。よろしくお願いします」
お互い言い合った後に、なんだか可笑しくて笑ってしまった。
「そういえば千鶴ちゃん、私と零士君に話したいことってなんなの?」
チーズケーキを食べ終えて珈琲で一息ついた頃、気になっていたことを聞いてみた。
すると千鶴ちゃんは含み笑いする。
「んー? それはねぇ」
「うん」
前のめりになった千鶴ちゃんの話を聞くため、私も姿勢を前傾にする。
「それは……」
ためにためた後、千鶴ちゃんは笑顔で「まだ内緒!」と言うものだから、ガクッとなってしまった。
「お兄ちゃんのこじれた初恋が実って、本当によかったよ。凛々子ちゃん、あんなお兄ちゃんだけど、末永くよろしくね」
深々と頭を下げた千鶴ちゃんに、私も頭を下げた。
「こっちこそだよ。よろしくお願いします」
お互い言い合った後に、なんだか可笑しくて笑ってしまった。
「そういえば千鶴ちゃん、私と零士君に話したいことってなんなの?」
チーズケーキを食べ終えて珈琲で一息ついた頃、気になっていたことを聞いてみた。
すると千鶴ちゃんは含み笑いする。
「んー? それはねぇ」
「うん」
前のめりになった千鶴ちゃんの話を聞くため、私も姿勢を前傾にする。
「それは……」
ためにためた後、千鶴ちゃんは笑顔で「まだ内緒!」と言うものだから、ガクッとなってしまった。