政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
『制御不能となった愛しい彼女への想い 零士SIDE』
「待たないよ。今までどれだけ俺が待ったと思ってる?」
私の手を掴み、再び近づく距離。たまらずギュッと目を瞑ると、零士君はそっと囁いた。
「俺に抱かれて、あいつのことを全部忘れろ。……二度と思い出せないほど、俺で凛々子の心をいっぱいにするから」
思いがけない言葉に目を開けた瞬間、視界いっぱいに彼の整った顔が広がる。
触れるだけのキスに胸が苦しくなった私に、次々と甘いキスを落とす。
「んっ……零士、君」
呼吸もままならないほどの激しいキス。次第になにも考えられなくなる。
「凛々子」
キスの合間に愛しそうに何度も名前を呼ばれるたびに、胸がときめく。
零士君のことなんて好きじゃないのに、どうして抗えないの? なぜ受け入れてしまうのだろうか。
その答えは出ないまま、彼とのキスに溺れていく。
広いリビングには私と零士君の息遣いだけが響くほど、長い間唇を重ねた。そして……。
** *
寝室に移動してからどれくらいの時間が過ぎただろうか。何度も彼に抱かれ、私の身体は限界に近づいていた。
数え切れないほど果てた私を、容赦なく零士君は責め立てる。
私の手を掴み、再び近づく距離。たまらずギュッと目を瞑ると、零士君はそっと囁いた。
「俺に抱かれて、あいつのことを全部忘れろ。……二度と思い出せないほど、俺で凛々子の心をいっぱいにするから」
思いがけない言葉に目を開けた瞬間、視界いっぱいに彼の整った顔が広がる。
触れるだけのキスに胸が苦しくなった私に、次々と甘いキスを落とす。
「んっ……零士、君」
呼吸もままならないほどの激しいキス。次第になにも考えられなくなる。
「凛々子」
キスの合間に愛しそうに何度も名前を呼ばれるたびに、胸がときめく。
零士君のことなんて好きじゃないのに、どうして抗えないの? なぜ受け入れてしまうのだろうか。
その答えは出ないまま、彼とのキスに溺れていく。
広いリビングには私と零士君の息遣いだけが響くほど、長い間唇を重ねた。そして……。
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寝室に移動してからどれくらいの時間が過ぎただろうか。何度も彼に抱かれ、私の身体は限界に近づいていた。
数え切れないほど果てた私を、容赦なく零士君は責め立てる。