政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
次第にお互いの息は上がっていくと、零士君は名残惜しそうにゆっくりと離れていった。
でも少しでも動けばまた唇が触れてしまいそうな距離間に、瞬きすることもできなくなる。
だって私を見つめる彼の瞳は熱を帯びていて、男の色気を含んでいるから。
また目が離せなくなっていると、零士君は擦れた声で囁いた。
「この後はどうするか、凛々子が決めて」
「……えっ」
聞き返すと零士君はリップ音を立ててキスを落とした。
「凛々子の嫌がることはしたくない。だから凛々子からお願いしてよ」
「そんなっ……! 無理だよ」
恥ずかしくて言えない。
パッと視線を逸らすと、零士君は素早く私の腰に腕を回した。
「逃げるなよ、凛々子。嫌ならちゃんと俺を拒絶しろ」
「そんな」
がっちり身体をホールドされ、身動きが取れない。
「答えて、凛々子。……このまま続けてもいい? 凛々子のこと、めちゃくちゃに抱きたい」
色っぽい声で囁かれ、ゾクリとなる。
無理だよ、言えない。そんな恥ずかしいこと。
でもそれを零士君は許してくれない。
でも少しでも動けばまた唇が触れてしまいそうな距離間に、瞬きすることもできなくなる。
だって私を見つめる彼の瞳は熱を帯びていて、男の色気を含んでいるから。
また目が離せなくなっていると、零士君は擦れた声で囁いた。
「この後はどうするか、凛々子が決めて」
「……えっ」
聞き返すと零士君はリップ音を立ててキスを落とした。
「凛々子の嫌がることはしたくない。だから凛々子からお願いしてよ」
「そんなっ……! 無理だよ」
恥ずかしくて言えない。
パッと視線を逸らすと、零士君は素早く私の腰に腕を回した。
「逃げるなよ、凛々子。嫌ならちゃんと俺を拒絶しろ」
「そんな」
がっちり身体をホールドされ、身動きが取れない。
「答えて、凛々子。……このまま続けてもいい? 凛々子のこと、めちゃくちゃに抱きたい」
色っぽい声で囁かれ、ゾクリとなる。
無理だよ、言えない。そんな恥ずかしいこと。
でもそれを零士君は許してくれない。