政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
『甘々な新婚生活』
規則正しいアラームの音に目が覚めて、すぐに止める。そっと隣を見ると、零士君が気持ち良さそうに寝息を立てていた。
よかった、起こさなくて。
静かにベッドから出て寝室を後にした。
廊下を進んでいくと、リビングに太陽の日差しが降り注いでいて廊下まで明るさが届いていた。
新婚旅行から戻ってからすぐに、零士君が住むマンションでふたりでの生活をスタートさせた。
戻った次の日から零士君はさっそく仕事に向かった。一緒に暮らし始めて一週間が経つけれど、朝は早くて、帰りも遅い日がほとんどだった。
休んでいた分の仕事が溜まっているのかもしれない。
だけど今日はゆっくり出社するって言っていたから、朝ご飯を食べる余裕もあるよね。
結婚してから零士君は、一度も家で朝食を食べたことがない。朝早いから私を気遣い、「起きなくていい、ゆっくり寝てて」と言うんだもの。
でも今日はいいよね、作っても。
夜も深夜を回ることがほとんどで、夕食も簡単にひとりで済ませる日々だった。
よかった、起こさなくて。
静かにベッドから出て寝室を後にした。
廊下を進んでいくと、リビングに太陽の日差しが降り注いでいて廊下まで明るさが届いていた。
新婚旅行から戻ってからすぐに、零士君が住むマンションでふたりでの生活をスタートさせた。
戻った次の日から零士君はさっそく仕事に向かった。一緒に暮らし始めて一週間が経つけれど、朝は早くて、帰りも遅い日がほとんどだった。
休んでいた分の仕事が溜まっているのかもしれない。
だけど今日はゆっくり出社するって言っていたから、朝ご飯を食べる余裕もあるよね。
結婚してから零士君は、一度も家で朝食を食べたことがない。朝早いから私を気遣い、「起きなくていい、ゆっくり寝てて」と言うんだもの。
でも今日はいいよね、作っても。
夜も深夜を回ることがほとんどで、夕食も簡単にひとりで済ませる日々だった。