涙 〜キャバ嬢×ホスト〜【完結】
しかし…
1人、自分の部屋で彼を待っているうちに、不安になってくる。
連絡を取りたいが…
自分の手が言うことを聞かないのだ
もしかしたら、また連絡が取れないかもしれない。
それが怖かった。
傷つくのを、恐れていた。
〜〜〜♪♪♪
アタシの携帯が鳴る。
「もしもしっ!」
「おぉ〜、まだ起きてたか?」
「うん。起きてた。」
「遅くなってごめんな。ってか、今から行くからさ。」
「うん。待ってる。」
あんなに不安だったのに。
リョウマくんからの電話1つで、さっきまでの気持ちが消え去り、一気に明るくなる。
単純なアタシ。
でも、これが恋というものなのかもしれない。