涙 〜キャバ嬢×ホスト〜【完結】
たまに彼は、甘えん坊になる。
それも、本当に可愛く思えて幸せすぎて。
今までにない幸せを実感していた。
「「いただきまーす」」
そう言って2人で食べるご飯。
今までよりも、遥かに美味しく感じた。
食べおわれば、アタシが食器を洗い、彼がテーブルの片付けをして、DVDをセットしてくれる。
暖かいココアを飲みながら、寄り添ってDVD鑑賞をする。
合間にキスをしたりして。
本当にカップルであるかのように幸せだった。
大体、DVDを見おわると、
「一緒にお風呂入ろうぜ!」
と言われ、恥ずかしがりながらも一緒に入る。
たまにお風呂でするときもある。
出てからするときもある。
毎日同じようなことを繰り返しているけれど、間違いなくそれは、幸せの繰り返しだった。