涙 〜キャバ嬢×ホスト〜【完結】
「まだ…誰の子とか分からないし…別れてほしいとは言わない。
でも、1度だけリョウマと話がしたいの。」
「は?」
「付き合ってるんでしょ?リョウマと…」
呆気に取られた。
別れてほしいとは言わない?
何でよ…
だったら最初から、アタシにそんな話してこないでよ…。
「付き合ってませんよ。」
「嘘でしょ?だってリョウマは、遊姫ちゃんのところに居るんでしょ。」
「…まぁ。」
「その…キスしたりとか、身体の関係があったりとか…」
「はい。」
「やっぱり…」
その落ち込んだ顔。
本当にあなたの言いたい事は…何なの?
「ってか…1から話しますね。」
夏華さんが語らないなら、アタシから語るしかないと思った。