涙 〜キャバ嬢×ホスト〜【完結】
「アタシ、夏華さんとリョウマくんが知り合いだったことすら知らなかったんですよ。」


「うん。」


「だから、付き合ってただなんて思わなかったですし。」


「うん。」


「アタシは彼に惚れてたから…色でも枕でもいいと思ってました。
夏華さんも…後押ししてくれていた感じじゃありませんでした?」


「…そうだったよね。
本当にごめんなさい…。」


「1回、2人が腕組んでタクシー乗るの見て。
何か…ピンときたんですよね。女の勘ですかね。」


「………」


「どういうつもりだったんですか??
アタシは…確信が持てなかったから…リョウマくんから離れられませんでした。」




嘘1つなく、アタシは話した。

夏華さんは、ちゃんと話してくれる?




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