あの夢の続きをもう1度描けたら

それにしても、こんなに食べたのはわたしも久しぶりだな。

ハトやらコオロギの唐揚げとか謎食材はやっぱりあったものの、わたしでも食べられるようなものがたくさんあって助かった。


パーティーの賑やかな雰囲気もとても楽しくて、また機会があったら参加したいな。


茶髪さんと会話が終わって、わたしは周囲を眺めているとユキが隣にやってきた。

わたしはドキッと心臓の音が高鳴るも平静を保つよう努める。


「めっちゃ食べてたな。特にラクサ」

「そう! ラクサ初めてだったからめっちゃ幸せだった!」

「辛いの、好きなんだ?」

「そうなの! ユキは好き?」

「ヒナノほどじゃないけど、辛いのはイケる。でも甘い方が好きかも」


甘い方が好き! ユキの情報ゲットだ!


「じゃあ、ケーキとか好き?」

「前までは無理だったんだけどユラハの手作り食べたら大丈夫になった」

「ユラハの料理美味しいもんね!」

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