【改訂版】新まりなの日記
【悠宇太~アタシのたったひとりの息子へ…】
5月7日・晴れ
悠宇太…
この子は、アタシが和歌山の住友金属の工場で働いていた時に知り合ったカレとの間にできたアタシのたったひとりの息子です。
工場をクビになったアタシは、泉州岸和田で暮らしている知人の家に転がり込んだ。
悠宇太は、その時にアタシの胎内に宿った息子です。
アタシは、岸和田の病院でひとりぼっちで悠宇太を出産した…
せやけど、生まれてすぐに大阪門真市野里町にある児童養護施設に預けた…
それから10年の間、アタシは悠宇太とは一度もおうてへんかった…
アタシは、空いている時間を利用して京阪電車に乗って、門真市へ行った…
野里町にある児童養護施設に到着したアタシは、遠くから悠宇太の姿を見つめた…
アタシは、施設のグラウンドでみんなとドッジボールを楽しんでいる悠宇太を見て、安心した。
施設を出たアタシは、帰りの京阪電車の中で、くすんくすんと泣いていた。
悠宇太…
ごめんね…
こななやさぐれたママを許して…
悠宇太…
この子は、アタシが和歌山の住友金属の工場で働いていた時に知り合ったカレとの間にできたアタシのたったひとりの息子です。
工場をクビになったアタシは、泉州岸和田で暮らしている知人の家に転がり込んだ。
悠宇太は、その時にアタシの胎内に宿った息子です。
アタシは、岸和田の病院でひとりぼっちで悠宇太を出産した…
せやけど、生まれてすぐに大阪門真市野里町にある児童養護施設に預けた…
それから10年の間、アタシは悠宇太とは一度もおうてへんかった…
アタシは、空いている時間を利用して京阪電車に乗って、門真市へ行った…
野里町にある児童養護施設に到着したアタシは、遠くから悠宇太の姿を見つめた…
アタシは、施設のグラウンドでみんなとドッジボールを楽しんでいる悠宇太を見て、安心した。
施設を出たアタシは、帰りの京阪電車の中で、くすんくすんと泣いていた。
悠宇太…
ごめんね…
こななやさぐれたママを許して…