世界一の宝物
「…松山さんの考えは、俺が虐待された事に腹を立てて復讐を…って所ですか?」

すると森野さんがふるふると頭を振って
「それは、俺の考えです。千春…松山は別に犯人がいると思っています。」

馬鹿正直な人だ、まるで小説の主人公みたい

「…俺じゃありません、母の幸せを俺は心の
底から願っています…大好きな母が死ぬの
は嫌ですから。」

俺は笑いそうになって俯いた。

「…そうですか、すみません長々と。
今日のところは帰ります、色々と申し訳ありませんでした。」
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