恋愛境界線
scene.24◆遠慮なんてする必要ないからな
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朝目覚めたら隣に若宮課長の姿はなくて、いつになく早く出勤して行った様だった。
熱も下がったことで、私は一旦自分のマンションへと戻り、着替えを済ませた後、いつも通りに出勤した。
「芹沢さん、風邪だって?熱はもう平気なの?」
声を掛けてきた浅見先輩に挨拶をして、「昨日休んだお蔭で、もう大丈夫です」と答える。
「ところで、若宮課長は……?」
とっくに出勤しているはずなのに、室内に若宮課長の姿は見当たらない。
「それが出勤してくるなり、すぐにどこかに出て行ったわよ。こんなに早い時間帯だし、外出先も告げずに出て行ったから、外じゃなくて社内にいるんだろうけど」
急ぎの用ならスマホに連絡してみたら?と言う浅見先輩にお礼を言って、自分の席に着く。
急ぎの用があるわけじゃないから、PCを起ち上げ、朝一の日課となっているメールチェックから始める。
昨日休んだ分、メールは溜まっていて、一通りメールのチェックが済んだ頃に、ようやく若宮課長が戻ってきた。
朝目覚めたら隣に若宮課長の姿はなくて、いつになく早く出勤して行った様だった。
熱も下がったことで、私は一旦自分のマンションへと戻り、着替えを済ませた後、いつも通りに出勤した。
「芹沢さん、風邪だって?熱はもう平気なの?」
声を掛けてきた浅見先輩に挨拶をして、「昨日休んだお蔭で、もう大丈夫です」と答える。
「ところで、若宮課長は……?」
とっくに出勤しているはずなのに、室内に若宮課長の姿は見当たらない。
「それが出勤してくるなり、すぐにどこかに出て行ったわよ。こんなに早い時間帯だし、外出先も告げずに出て行ったから、外じゃなくて社内にいるんだろうけど」
急ぎの用ならスマホに連絡してみたら?と言う浅見先輩にお礼を言って、自分の席に着く。
急ぎの用があるわけじゃないから、PCを起ち上げ、朝一の日課となっているメールチェックから始める。
昨日休んだ分、メールは溜まっていて、一通りメールのチェックが済んだ頃に、ようやく若宮課長が戻ってきた。