七色の魔法使い#6~凛とした花に想いを~
剣を消して、僕に向かってアイビーは微笑む。
「……そうだ。凛兄は……っ!」
凛兄の方に体を向けると、既に大智が魔法で治療をしていた。
「……凛都さんは大丈夫。だから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
僕を見た大智は、そう言って優しく微笑む。
「……っ」
その時、凛兄は目を覚ました。
「凛兄……」
僕が凛兄に近づくと、凛兄はぼんやりと僕を見つめる。
「……」
しばらく無言で僕を見つめた凛兄は、立ち上がって僕に抱きついた。
「……え?」
「ありがとう……助けに来てくれて」
僕から離れて、凛兄は微笑む。その笑顔を見て、僕も微笑んだ。
「……そうだ。これ……」
僕は、凛兄に髪飾りを渡す。凛兄は「ありがとう」と髪飾りを受け取って、髪飾りを髪に付けた。
「この髪飾り、俺が作ったんだけど……何の花か分かるか?」
凛兄は、そう言って僕を見つめる。
「……見たところ、ゼラニウム……ですか?」
「良く知ってるな」
アイビーの言葉に、凛兄は頷いてから微笑んだ。
「……ソラ、花に詳しくて……色々教えてくれたんだ」
「そうか……赤いゼラニウムの花言葉は『君がいて幸せ』」
凛兄は僕を見ると、見たことがないほど眩しい笑顔を浮かべた。
「……そうだ。凛兄は……っ!」
凛兄の方に体を向けると、既に大智が魔法で治療をしていた。
「……凛都さんは大丈夫。だから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
僕を見た大智は、そう言って優しく微笑む。
「……っ」
その時、凛兄は目を覚ました。
「凛兄……」
僕が凛兄に近づくと、凛兄はぼんやりと僕を見つめる。
「……」
しばらく無言で僕を見つめた凛兄は、立ち上がって僕に抱きついた。
「……え?」
「ありがとう……助けに来てくれて」
僕から離れて、凛兄は微笑む。その笑顔を見て、僕も微笑んだ。
「……そうだ。これ……」
僕は、凛兄に髪飾りを渡す。凛兄は「ありがとう」と髪飾りを受け取って、髪飾りを髪に付けた。
「この髪飾り、俺が作ったんだけど……何の花か分かるか?」
凛兄は、そう言って僕を見つめる。
「……見たところ、ゼラニウム……ですか?」
「良く知ってるな」
アイビーの言葉に、凛兄は頷いてから微笑んだ。
「……ソラ、花に詳しくて……色々教えてくれたんだ」
「そうか……赤いゼラニウムの花言葉は『君がいて幸せ』」
凛兄は僕を見ると、見たことがないほど眩しい笑顔を浮かべた。