君の想いは僕のもの。
「とりあえず、係きめたいんど吉崎君とゆきりんのペアは当日頑張って欲しいから楽な仕事にしたいと思いまーす。あと生徒会だしね」
委員長がそう言った通り、わたしは人数が多い衣装係になった。せいちゃんは、仕事が少ないBGM係。
大きい仕事はだいたい他の子達がやってくれるみたいだけど、わたしも少しくらいはみんなの役に立ちたい。
そうして、翌日から準備が始まった。
文化祭は来週の週末3日間で行われて、青春を楽しもうを略した青楽祭とわたしたち生徒会で名付けた。
そうして今は、朝から衣装係のみんなと布やその他もろもろを買いに来ている。
わたしは、何もわからなかったんだけど、みんながどんどん決めてくれたから買い物はすぐに終わった。
「よーし、それじゃあ衣装作り始めるよ〜」
リーダーの合図でまずはクラスのみんなの採寸が始まった。
「わたしは誰のを測れば……」