君の想いは僕のもの。



┈ ┈ ┈ ┈ ┈



「はぁ……。やっぱり、恥ずかしいよ……」



わたしは、さっきせいちゃんに告白してからずっとこの調子だ。



今は生徒会の時間で、青楽祭の詳しいことを決めているところ。



「それにしても有季、すごい大胆だったね」



せいちゃんがニコニコしながらそう言う。



「ネクタイ引っ張ってキスするやつなんて、女子のみんな『あんなの少女漫画みたい!』って騒いでたわよ」



莉華が、女の子たちの真似をしながらそう言う。



「え、姉ちゃんキスって何の話!?ってか、さっきから皆なんの話ししてるの!?」



「え、るー、知らないの?」



奏ちゃんが、目を見開いてそう言った。



「なんか、クラスの奴らにお前の姉ちゃんやるな。とかは言われたけど」



「それよ!それ!クラスの子が動画撮って、それをツイッパーに載せたのよ!」
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