君の想いは僕のもの。
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「はぁ……。やっぱり、恥ずかしいよ……」
わたしは、さっきせいちゃんに告白してからずっとこの調子だ。
今は生徒会の時間で、青楽祭の詳しいことを決めているところ。
「それにしても有季、すごい大胆だったね」
せいちゃんがニコニコしながらそう言う。
「ネクタイ引っ張ってキスするやつなんて、女子のみんな『あんなの少女漫画みたい!』って騒いでたわよ」
莉華が、女の子たちの真似をしながらそう言う。
「え、姉ちゃんキスって何の話!?ってか、さっきから皆なんの話ししてるの!?」
「え、るー、知らないの?」
奏ちゃんが、目を見開いてそう言った。
「なんか、クラスの奴らにお前の姉ちゃんやるな。とかは言われたけど」
「それよ!それ!クラスの子が動画撮って、それをツイッパーに載せたのよ!」