君の想いは僕のもの。
それと同時に、わたしの口に人差し指を添えてきた。
「は、はい……//」
わたしが照れていると、誰かが私たちを呼んでいた。
「すみませーん!こっちです!」
裕也のマネージャーだろう女の人がこっちに大きく手を振っていた。
「あれ、マネージャーさんじゃない?」
「あ、ほんとだ。やっと、コイツとくっつかなくて済む〜」
せいちゃんは、なんだかんだ言っていつも結局は優しい。
「うちのがほんとすみません。えっと……どちら様で?」
「ああ、コイツの従姉妹よ」
マネージャーさんにそう説明したのは華歩姉だ。
「姉貴!?」
「華歩姉!?」
「ああ、実は華歩さんが私に連絡くれまして……!」
「そゆこと!」
華歩姉が自慢げにわたしたちにそう言った。
「ほんとに、助かったよ〜華歩姉!ありがと」
わたしは、華歩姉に満面の笑みを向けた。