君の想いは僕のもの。
わたしは、小さい声で呟いた。
その後、素敵な格好をした皆と、厨房で頑張ってくれていた皆のおかげで、2年5組の売上はその日、学校一の売上のなった。
「いや〜、最後の方すごい人だったね〜」
奏ちゃんが肩をくるくる回しながらそう言った。
「明日も着るのよね、コレ」
莉華が本当に嫌そうな顔をしている。
「慣れてきたらすごい可愛いけど」
奏ちゃんがしれっとそう言った。
「そ、そんなにすぐか、可愛いとか言わないでよ//」
「莉華?顔真っ赤だよ〜?」
わたしは、莉華にさっきのお返しをした。
わたしにそう言われたからか、莉華はまたしゃがみこんで「恥ずかしい」を連呼していた。
「はーーい。ある程度片付いたみたいだからもう帰っていいわよ〜」
先生が手をメガホンみたいにして、大きい声でそう言った。