君の想いは僕のもの。




せいちゃんがニヤニヤしたいじわるそうな顔でわたしに迫ってきた。



「じゃあ、有季。俺から長いキスしてもいい?」



「き、聞かないでよ!」



「えー。有季からキスしてって言って欲しいな〜」



更に意地悪な顔になるせいちゃん。でも、せいちゃんとちゅーはしたい。



「せ、せいちゃんと長いキスしたい……で、す……」



(言ってしまった。恥ずかしすぎる!//)



「よくできました」



せいちゃんがニっと笑ってから私のくちびるを塞ぐ。



「んっ…………」



キスを始めて少ししてやっぱり苦しくなったわたしは、せいちゃんの胸を軽く叩いた。



「ん?どした?」



「……ハァ…………苦しいよ……」



「ちゃんと、息してね?」



そう言ってもう1回キスが始まった。



次は、タイミングを計ってしっかり息を吸う。
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