君の想いは僕のもの。



:星汰side:



「初めてがせいちゃんでよかった」



俺に抱きしめられながら顔を真っ赤にしてそう言う有季。どこまで行っても可愛い。



「有季可愛かったよ。すごい、感じやすいみたいだしね(笑)」



俺の言葉を聞いてまた顔を真っ赤にしている。



「せ、せいちゃんがわたしの弱いとこばっから触るから……」



「あー、こことかね?」



そう言いながら、有季が弱い腰を人差し指でなぞってみる。



「ひゃっ!!」



「ほーらね(笑)やっぱりかわいい」



「せいちゃんのいじわる……」



そう言いながら半泣き状態になっている。



(少しやりすぎた……?)



「ごめん。有季が可愛すぎてつい……」



「い、一緒にお風呂はいってくれたら、許してあげないこともない……」



どうやら、まんざらでもなかったようだ。



「有季のくせに大胆だね。いいよ、入ろっか」



有季をお姫様抱っこして風呂場まで連れていく。
< 165 / 318 >

この作品をシェア

pagetop