君の想いは僕のもの。



「そういえば、春ちゃんは?」



「なんか、学校に泊まり込みで準備だって」



「あ〜。月もそんなこと言ってた気がする」



「泊まり込みで文化祭準備か〜いいね」



俺も有季ともっと色んなことがしたい。



「わたしは、せいちゃんと一緒にいれたらどこでも幸せだけどね」



サラッとそんなことを言ってしまう有季。



(本当になんなんだろう、この子は……。)



「有季、すきだよ」



「い、いきなりどうしたの……?」



顔を一気に赤くして照れている。



「なんか急に言いたくなって」



「わたしも大好きだよ!」



そう言って、有季が抱きついてくる。



「ねえ、有季。色々当たってる」



我慢してる俺、相当偉いと思う。



(有季、もっと顔真っ赤になったし(笑))



「は、早くお風呂あがろ!?」



そう言って、うつむく有季。



「うん。そうしよっか」



今は我慢だ。頑張れ、俺。



:星汰sideおわり:
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