君の想いは僕のもの。




「うん。わたしも〜」



結局寝過ごしてしまって文化祭なのに3時間くらい遅刻してしまった。



「もー。2人して何してんの!」



莉華が走ってきてわたし達にそう言った。



「ごめんごめん。起きようとしたんだけど、せいちゃんが離してくれなくて」



爆弾発言ということに気づかず、大きい声でそう言ったわたし。



「え?」



「有季暖かいんだもん。おれ、上裸だったから寒くて寒くて」



「ちょっと、あんたたちそれって……」
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