君の想いは僕のもの。
青学祭!vol.3
:春花side:
《PM 0:00》
「2年5組で喫茶店やってまーす」
「ぜひきてくださーい。ご飯美味しいですよ〜」
これはお兄ちゃんと有季ちゃんの声だ。と思ったのでそこへ向かうことにした。
「るー!お兄ちゃんたちのクラス行こ!」
春は今、るーと2人で青楽祭を回っているのです!
「いーけど、星汰兄たちはお店に居ないんじゃない?」
「どうして?」
「だって、客引きしてるじゃん」
(あ、たしかに。てことは有季ちゃんもお店に居ないってことか。)
「春って勉強は出来るのにこーゆーとこがな〜」
「だって、るーがいれば必要ないじゃん」
少しあざとすぎたような気もしたけれど、るーにはこれくらいがちょうどいいのだ。
「そ、そうだな」
るーは、案の定顔を真っ赤にしている。勉強頑張ってるのだってるーと同じ大学行くためだからだ。
(るーは、春のことどう思ってるのかな?)
「……る、はる!!」
「へ?」