君の想いは僕のもの。
「言い方……(笑)大丈夫だよ。本人がいなければね」
「そ、そう?」
「うん。それよりも、莉華が俺の部屋にいるのなんかいいね」
ニコニコしながらわたしにそう言ってくる。
「奏も今度、わたしの部屋くる?」
「うん。行きたい」
またニコッと笑った。有季が言ってた可愛いって言うのはこの事だったのだろう。
「それにしても陽菜さんと海さん顔そっくりよね」
「うん〜、まあね」
2人とも奏と同じ銀髪がとても似合う日本人離れした顔だ。
「そんなことよりさ、僕のこともうちょっと構ってよ」