君の想いは僕のもの。




お前何言ってんだと言わんばかりの視線でみんながわたしを見る。



「いやぁ、どこからどう見てもそうでしょ!」



「いやいや、絶対そんなことないからね?」



せいちゃんが少しだけ呆れた様子でわたしにそう言ってくる。



「有季って、結構なんでもできるわよね?」



「僕もそう思う〜」



(莉華に奏ちゃんまで…)



「皆、別にわたしに気使わなくていいんだよ?」



わたしは、必死で手を横に振りながらそう説明した。



「「「「「はぁ………。」」」」」



皆が一斉に呆れた様子で大きなため息をつく。
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