君の想いは僕のもの。
そうして、2人で2階の突き当たりにあるわたしの部屋へ向かった。
「相変わらず……だな」
「お片付け手伝ってもらってもいいですか?」
わたしの部屋は、いつも学校のものや、服、楽譜に漫画が散らばっている。どうも片付けは苦手だ。
「はいはい」
これは、幼なじみ彼氏であるせいちゃんにしか頼めない。
この状況で普通の彼氏ならドン引きだと思う。
「せいちゃん、いつもありがとっ」
「よく、こんな一日で散らかせるよね〜」
せいちゃんは、毎朝わたしを起こす前に部屋を片付けてくれている。
「だって、せいちゃんに可愛いって思ってほしくて、悩んでたら……こうなっちゃいました……」
こんなことを言うのが恥ずかしくて、ゴニョゴニョとした口調でそう言った。
「はぁ……。かわいすぎ」
「気づいた!?この服可愛すぎるよね!」