君の想いは僕のもの。



「それもそうだけど、今は違うよ」



そう言って、わたしをベッドに押し倒すせいちゃん。



「せ、せいちゃん……!?」



「有季が可愛すぎるってこと、ちゃんと教えなきゃね」



「へ!?せ、せいちゃん〜〜〜!?」



その後、せいちゃんは、2時間くらいたっぷりわたしを可愛がりました。



「せいちゃん、結局楽器やらなかったね」



「いつでもできるじゃん。あ、でも来週テストだね」



「え。また奏ちゃんに勉強教えなきゃいけない……よね……」



「今回は、莉華に任せていいんじゃない?」



「でも、あの奏ちゃんは……」



わたしは頭を抱えながらそう言う。



「莉華なら大丈夫だって。きっと」



「う〜ん。まあそうだよね」



莉華は、奏ちゃんが苦手な数学も得意だし、教えるのもすごい上手だしね。



「それなら、今回のテストは楽だあ〜!」



「テスト期間は、生徒会もないし勉強しながらまったり過ごせるね」
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