君の想いは僕のもの。




「なゃにほへ」



「ここ出たら、たくさんちゅーしてあげる」



さすがのせいちゃんでも恩師の前ではキスなんか出来ないらしい。



「っ!//よ、よろしくお願いします……//」



そうして、お昼ご飯を食べてわたしたちは理恵さんのお店を出た。



「せいちゃん、次はどこ行くの?」



「ん〜、紅葉でも見に公園に行きますか?」



せいちゃんがわたしの目線までしゃがんでわたしにそう聞いてくる。



「うん!行きたいです!」



「うん。かわい」



せいちゃんがそう言いながらわたしに触れるだけの軽いキスをしてきた。



いきなりの事で、もちろんわたしの顔は真っ赤だ。



「せ、せいちゃん!誰かに見られたら……」



「だいじょーぶ、誰も見てないよ」



(それなら、まあ。いいんだけど……。)



「はい、着いたよ。ここの公園紅葉が綺麗なんだって」



「わぁ〜……。ほんとだ……。」
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