君の想いは僕のもの。
「そうなのか、行ってらっしゃい!」
「じゃあ、2人とも楽しんでね〜」
莉華がそう言って2人はマンションを去っていった。
「莉華と奏、すごい高校生とは思えないクリスマス過ごすんだね」
せいちゃんが2人の後ろ姿を見てそういった。
「わたしなら、絶対緊張してご飯なんか食べれない……」
絶対に、食べ方とか気にしちゃってご飯の味なんて考えてる暇ないと思う。
「うちの両親なら、全然大丈夫じゃん(笑)」
「いざとなると、きっと緊張するもん……」
「まあ、結婚の挨拶とかそーゆー時は俺だって緊張するかも」
「結婚って、誰とするの?」
もしかして、許嫁さんとかいちゃったりするの!?それなら、わたしとこんなことしてちゃ……。
「有季とに決まってるじゃん」
「へ?わたし、せいちゃんと結婚してもいいの?」