君の想いは僕のもの。



「せいちゃん、イルミネーション見に行こ〜!」



「もう、外も暗くなるしね。行こっか」



そうして、上着を着て2人でせいちゃんの家を出た。



「月とはるちゃん、今、遊園地でお泊まりデートだっけ」



「え、そうなの。春花何も言わないで、友達とお泊まりしてくるって……」



あ、せいちゃんがショックを受けてる。



「じゃあ、今日はわたしがせいちゃんのお家に泊まってあげる」



「ほんと?」



「うん、ほんと」



そう言うと、せいちゃんは、わたしの手を取って、駅へと向かった。



せいちゃんにプレゼントあげるの、寝る前でいっか。
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