君の想いは僕のもの。




「まあ、いっか。まだプレゼントもあるしね」



「まだあるの!?」



「本当は、そのネックレスだけにするつもりだったんだけど、お店に有季にピッタリなものが沢山あって選べなかった……」



「そうなの?(笑)頑張って選んでくれたんだね。うれしい」



「まだあと2つあるからね。楽しみにしてて?」



「……うん!」



「それにしてもさ有季、そろそろ帰らない?」



「えー、あとちょっと……って、せいちゃん唇紫色だよ!?」



今の温度は12月にしては寒い5度程しか無かった。



「うん……。だから、早く帰りたい……」



「ご、ごめんね?気づけなくて……」
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