君の想いは僕のもの。




(やば、気使わせちゃったな、これは。)



「だいじょーぶ。寒くなったのたったさっきだから」



有季の顔がどんどん曇っていく。



「どうしたら、すぐに温まるかな」



「とりあえず、家帰ってすぐお風呂入りたいかな」



「わかった!!急ごっか!」



そうして、わたし達は急いでせいちゃんのお家に帰ってきた。



「せいちゃん、お風呂沸かしてくるからその間にホットミルクでも飲んであったまってて?」



そう言って、有季があちあちとかいいながら持ってきてくれる。



「うん。ありがと」



「せいちゃん、なんかごめんね?」



「どうして?」
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