君の想いは僕のもの。
《お風呂が沸きました》
せいちゃんとお話をしていたらあっという間にお風呂のお湯が沸いた。
「お、ナイスタイミング」
せいちゃんがわたしを脱衣所に引っ張っていく。
「よし、とうちゃーく。有季、ばんざーい」
そう言ってわたしの服を脱がそうとしてくる。
「は、恥ずかしいから自分で脱ぐ……」
「うう。寒い……。寒いなあ〜」
(せいちゃん、さっきらそれ都合よく使ってる気がするんだけど……!?)
「もーう!はい!お願いします!」
「うん。いい子ですね」
せいちゃんにあっという間にするりと服を全部脱がされてしまった。
「せ、せいちゃんも早く脱いでよ……。わたしだけ裸は恥ずかしい……から……」
「うん。バスタオルだけ出していくから、先入ってて?」
「そーゆー事はわたしがやったのに……」
「いーの。一応有季だってお客さんだからね
」
せいちゃんに説得されて、わたしは、せいちゃんより一足先にお風呂に入った。