君の想いは僕のもの。
「見て、そのスニーカー俺とおそろいだよ」
「え!おそろい!やった〜!」
せいちゃんから貰った靴は、黄色に白の線が1本入っているデザインのものだ。
「せいちゃん、ありがとう」
「ううん。どういたしまして!」
「じゃあ、わたしもプレゼントあげたいとこ思います!ちょっと目瞑ってて?」
「え?あ、うん」
そうして、せいちゃんの耳の穴にピアスをさした。
「目、開けていい?」
「いーいよっ」
そうして、目を開けたせいちゃんに鏡を渡す。
「わー、ピアス?」
わたしがせいちゃんにあげたのは、ブラックダイヤが埋められている、片耳ピアスだ。
「うん!わたしのは、イヤリングにしてもらったから、お揃いになってますっ!」