君の想いは僕のもの。




わたしがその女子だったら、死んでも奏ちゃんにバレンタインなんてあげられない。



「それに奏ちゃんは?なんか言ってた?」



「あー、よくやった。とか言ってたわよ」



「なら、いっか。あ、莉華ちゃんと覚えてるよね!?奏ちゃんはホワイトチョコレートしか食べないってこと」



「もちろんよっ!でも、偏食すぎてたまに困ってるのよね……」



莉華も苦労してるらしい。奏ちゃんはほんとに偏食で、偏ったご飯しか食べない。



「ねえ、莉華。そういう時は、食べなかったら海ちゃんに言うって言えばいいんだよ」



「なんで、海さん?」



「陽菜ちゃんだと、奏ちゃんのことめちゃめちゃ甘やかすからだめなのっ!」



「わ、わかったわ。今度やってみる。ありがと」
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