君の想いは僕のもの。
「それよりさ、はやくなかはいろっ」
せいちゃんが寒そうにしている。
「せいちゃん寒そう(笑)」
「ほんと寒い。冬無理」
せいちゃんは、家に入った途端、薪ストーブの前に行って、手をあたためている。
「今、ホットミルクとバレンタインのチョコ持ってきますよ〜」
「今年は何作ってくれたんですかね〜?」
たしか、去年は、ミルフィーユ作ったんだよね。せいちゃんがしばらく、それにハマって、何日間か作り続けたのを覚えている。
「はい、どーぞ。チョコレートプリンです!」
「おお!!すごいうまそう!」
せいちゃんのテンションがあがっているのが、見ていてもわかる。
「どう?おいしい?生クリームもあるよ?」