君の想いは僕のもの。



「そのままでも美味しいけど、生クリームを付けたらもっと美味しくなる気がする」



せいちゃんの心の声が漏れてる気がするんだけど、気のせいかな?



「うん!うまい!」



そうして、せいちゃんがもうひとつと私にねだってくる。



「はい、これで最後ね」



せいちゃんは、わたしの手作りプリンを、4つもするりと食べてしまった。



「ほんとに、おいしかった。また作ってね」



「うん!喜んでくれてよかった!」



毎年、自分でレベルを上げてる気がする。来年はロールケーキでも作ってあげようかな。



「ホワイトデーのお返し、まっててね」
< 251 / 318 >

この作品をシェア

pagetop