君の想いは僕のもの。
「そのままでも美味しいけど、生クリームを付けたらもっと美味しくなる気がする」
せいちゃんの心の声が漏れてる気がするんだけど、気のせいかな?
「うん!うまい!」
そうして、せいちゃんがもうひとつと私にねだってくる。
「はい、これで最後ね」
せいちゃんは、わたしの手作りプリンを、4つもするりと食べてしまった。
「ほんとに、おいしかった。また作ってね」
「うん!喜んでくれてよかった!」
毎年、自分でレベルを上げてる気がする。来年はロールケーキでも作ってあげようかな。
「ホワイトデーのお返し、まっててね」