君の想いは僕のもの。




「1時間しかないの!?ちょっとおうち戻って準備してくるね?」



わたしはまだ制服だから急いで着替えなきゃいけない。



「綺麗におめかししてきてくださいね」



せいちゃんがニコニコしている。



(この鬼畜彼氏様め……!)



「えーっと、フォーマルな服だからこのレースの黒いワンピースでいいよね」



「ただいま〜」



わたしが服に悩んでいると、月が帰ってきた。



「あ、おかえり。月も行くんでしょ?ご飯」



「あ、うん。姉ちゃんは服決めてんの?」



「そうなの。これでいいかな?」



月に着ていくワンピースを見せる。
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