君の想いは僕のもの。




「あら、有季ちゃん。久しぶり!」



「沙耶さん!!元気そうで何よりです!」



沙耶さんは、たしか、お母さんと同じ45歳だったよね。なのに、すごく若々しくて綺麗だ。さすがは、せいちゃんと春ちゃんのお母さん。



「うん!元気よ!まあまあ座って座って」



そう言って、わたしたちをすわらせた沙耶さん。



「それで今日はどうしたの?」



せいちゃんのお父さんがそう聞いてくる。



「そうそう。有季が俺の彼女になりましたっていう報告にきた」



せいちゃんがサラッとそう言った。



「春も!今、月と付き合ってるの!」



春ちゃんもサラッとそう言う。



「まあ!ほんとに!?」



沙耶さんは、とても喜んでくれていた。
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