君の想いは僕のもの。

想いが籠ったホワイトデー!





:星汰side:



あれから時間があっという間にすぎて、今日はホワイトデー。



有季にバレンタインのお返しをする日だ。



「えっと〜、このチョコとそっちのやつください」



俺は、ほろ苦い焼きチョコレートを用意した。それと、甘くないココア。



「有季、喜んでくれるかな〜」



そうして俺は、有季が待つ家へと帰った。



「あ、せいちゃん。おかえり」



有季が最高に可愛い笑顔で俺を出迎えてくれる。



「今日はホットチョコレート準備してるよ〜」



「ほんとに〜?俺も、ホワイトデーのお返し買ってきましたよ」



ピースをして、有季にそう言う。



「ええー!ありがとう〜!毎年楽しみなの!せいちゃんがくれる甘くないチョコレート!」
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