君の想いは僕のもの。
「せ、せいちゃん……?」
わたしが名前を呼ぶと、ハグをやめて鼻がぶつかるかぶつからないかの距離でこう言った。
「ボードも明日の予定だし、今日は沢山イチャイチャしよっか」
「うん、いいよ。…………キャッ!」
ひょいとせいちゃんに抱き上げられて、膝の上に乗せられた。
「ま、またこの体制……」
「どーしたの?恥ずかしい?(笑)」
「べ、べつにそこまででも?」
せいちゃんが余裕そうなのが少し腹たったわたしはちょっとだけ反抗してみた。
「へー、ほんとに?んじゃ、こんなのはどーですか?」
そう言って、片手でわたしの顎を抑えて軽くキスをしてきた。しかも、わざと音を立てて。
「……っ//そ、それはずるいでしょ!」