君の想いは僕のもの。
「でもせいちゃんは出来ないことなんてないじゃん……」
「えー?あるよ〜?」
でも、せいちゃんは掃除に料理、勉強とかピアノだってなんでも上手だ。
「例えばさ、俺がなんかゲームしてるの見たことある?」
そう言われてみればせいちゃんと一緒にいるようになってから1回も見たことがない。
「ない……かも」
「俺さ、ゲーム出来ないんだよね」
「え!?でも、せいちゃんの家にめちゃめちゃゲームあったよね?」
せいちゃんの家のリビングには古いゲームから新しいゲームまで、なんでも揃っているのだ。
「それは、姉貴と春花がやってるからでーす」
「そっか。せいちゃん、ゲーム苦手なんだ(笑)」