君の想いは僕のもの。




「出るの!わたしの制服ソファに出しておいて!」



「はいはい。今日は何色のスカートで何色のリボン?」



わたしの部屋から顔を出してそう聞いてくる。



「んー、あおいほのふかーとと、いぼん!」



わたしは歯磨きを始めてしまっていてなかなか聞き取りずらい状況だ。



「青色のスカートとリボン?」



「ほうほう!よろひく!」



(さすがせいちゃんわたしの事分かってる!)



わたし達が通っている 王日市立蒼賀学園(おうかしりつあおががくえん)は制服の種類が3種類あって自由に組み合わせて着ることが出来る。男子も一緒だ。
< 3 / 318 >

この作品をシェア

pagetop