君の想いは僕のもの。




月か。せいちゃんかと思ったのに。



「るーちょっとうるさいな。はい、有奈ちゃん。これ、ハワイのお土産」



「はるちゃん!ありがと!」



月と春ちゃんは、結婚して、昨日までハワイに新婚旅行に行っていた。



「有奈ちゃん。俺の事無視?」



そう言って、有奈と春ちゃんが話している周りをうろちょろしている。



「有奈もね、春ちゃんのためにお絵描きしたんだ。持ってくるね!」



そう言って、月のことは無視ししたまま、自分の部屋に走っていった。



「有奈ちゃーん?転ばないように気をつけてねー?」



「うん!わかってる!」



「え、俺なんか有奈に嫌われてる?」
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