君の想いは僕のもの。
「ありがと。あれだよ、指輪事件」
「ああ、そんなこともあったわね」
莉華の口調は前と変わらず少しだけお嬢様が入っている。
「確かさ、2人が指輪外したくないとか言ってつけて行ったら学校の先生に没収されたんだよね」
「そうそう(笑)。放課後4人で先生を説得しに行ったやつ(笑)」
莉華が思い出し笑いをしながらどんどん奏ちゃんと一緒に恥ずかしい思い出を暴露して行く。
「もー!!!その話やめとこ?(笑)」
わたしは必死で止めに入った。
「ほれでほれで、ふぎの日から2人共ネックレスにして持ってきたんだよね」