君の想いは僕のもの。
「ああ、わたしから一生離れる気ないっていうやつでしょ?」
「なんだ。覚えてるんじゃん」
「忘れるわけないよ。すっごく嬉しかったんだから」
今でも、あの時のことは鮮明に覚えている。
「有季、愛してるよ」
「わたしもだ。ばーか」
そう言って、せいちゃんの口にキスをする。
「いくつになっても可愛いね。有季は」
「じゃあ、おばあちゃんになっても愛してね」
「もちろん」
そう言って、皆が待つ吉崎家、我が家へと帰った。